2008年11月 鍋割山-ユーシン 未遂
今週は、くしゃみが止まらなく、なんとなく風邪気味だけど、熱があるわけではありません。

そんな週末、目は覚めたけど、さあ、どこかへ行こうという気分になりません。

でも、なんとなく、たいした準備もせずに家を出てしまいました。


2008年11月鍋割山1
向かったのは大倉

到着するまでの間、どこへ行こうかまだ悩んでいました。


2008年11月鍋割山2
風のつり橋を眺めながら、行き先を決めました。

で、7:05 歩き始めたのは鍋割山方面です。

渋沢から満杯のバスから降りた人たちは、
ほとんどが塔ノ岳方面へ行ってしまい、鍋割山に向かって林道を歩くのは私一人。


2008年11月鍋割山3
歩き始めて1時間、画面一番上にようやく鍋割山からの尾根が見えてきました。
雲はありますが天気は上場です。

朝起きたとき、あまり元気はありませんでしたが、
一人でルンルンで歩いていると、気分も良くなってきました。
原因は、会社にありますだ。


2008年11月鍋割山4
静かな中、林道左手側の県民の森を車が登って来る音を聞いていました。

突然目の前に現れた軍団です。
きっと、さっきの音の車で来たのでしょう。

ヘルメットを持っているから沢登りの人かなあ、なんて思いながらついていきます。

この先の二俣で、彼らはいったん休憩し装備を直し始めました。
その間に抜かさせていただきました。

8:08 二俣にも車が数台止まっていて、
結構大勢(10人くらい)が鍋割山目指して登り始めようとしていました。

その人たちにもそこで先に行かさせていただきました。


2008年11月鍋割山5
ミズヒ沢出会いにボランティアで鍋割山まで運ぶ水が置いてあります。

2本入れました。
4Kかぁ、、、。
ずっしりと重くなります。


2008年11月鍋割山6
最初はこのような杉林を登ります。

ここで、ずいぶん早く家を出てきたと思われる家族連れに追いつきます。
まだ小さい男の子と女の子連れです。

大丈夫かなと思いましたが、先へ行ってしばらくすると、
下で「ヤッホー」とやっています。
元気です。大丈夫でしょう。


2008年11月鍋割山7
8:47 後沢乗越えです。


2008年11月鍋割山8
ここから本格的な登りとなります。

汗ポタポタです。

鍋割山の途中にはニセ頂上がいくつかあることを知っています。
見上げて、背後には何も無いのでいかにも頂上に見えるピークです。

ぬか喜びしないように慎重に行きましたが、
最後のピークにまたもやだまされてしまい、力がどっと抜けます。


2008年11月鍋割山9
これこれ、この太陽電池パネルが見えるのが本物のピークです。


2008年11月鍋割山10
9:36 鍋割山到着です。


2008年11月鍋割山11
ミズヒ沢から担ぎ上げてきた水です。
小屋に届けました。


2008年11月鍋割山12
山頂の天気は曇り。
雲は明るいのですが、展望は全くありません。

家から持ってきたパンを食べました。
ただの白いコッペパンで、本当は家で、この前金時山に行ったときのように、
ソーセージなどをはさんで調理パンにするはずが、朝、気力がわかなくてそのまま持ってきたものです。

やっぱり、ただの白いパンは味気ないなぁ。
水で胃に流し込みます。


2008年11月鍋割山13
9:44 山頂で5分休んだ後出発です。

ここまで来れば行き先はユーシンです。
雨山峠方面へ下ります。


2008年11月鍋割山14
下り始めて6分後、ロープが張ってあるところにきました。






2008年11月鍋割山15
最初はこんな感じの斜面です。

去年の今頃に来たときは霜柱に足跡が残っており、それをたどりました。
今年は霜柱は無く、濡れた葉っぱを踏みながら下ります。

これも温暖化??


2008年11月鍋割山16
10:05に尾根道と沢道の分岐にやってきました。

今年は、左へ行きます。
キケンと書かれている方です。

(これが今回の敗着でした。)


2008年11月鍋割山17
右へ行く尾根道はこんな感じです。
昨年通りましたが、ちょっと迷いますが、静かで良い道です。


2008年11月鍋割山18
左側の道です。

キケンとは何か?

季節柄、落ち葉の下に浮石がゴロゴロ。
注意深く降りていきます。

もう少し行ったところで、木につけられている目印がなくなりました。
右はかなり急な谷となっています。
左のほうが、浅い谷です。

頭の中の地図の記憶によると、この沢道は、沢沿いにオガラ沢に出るルートで、
どこかで沢に出ることのみ記憶していました。

きっとこのあたりで沢に入るのだろうと、左の沢に入っていってしまいました。

ターザンみたいにア~ア~ア~なんて格好良くはいかないけど、
急な斜面を谷にせり出している木の枝や根っこにつかまりながら、
両手両足を使って、ズルズルと谷底まで降り、その滑る谷底をさらに下りました。


2008年11月鍋割山19
足場がいいところで振り返って撮った写真です。
二俣になっている左側の谷を下りてきました。

小さな渡渉を幾度かするのですが、滑た谷底は滑りやすく、
どうしても踏まなければならない太目の木の幹は、ものすごく滑ります。
後ろにひっくり返って頭を打てばそれでおしまいです。


2008年11月鍋割山20
で、進行方向を見た写真です。

とってもいやな予感がしました。

先へ行って恐る恐る覗き込みました。
やっぱり。

5m以上はある枯れた滝です。
すなわち断崖です。



アドレナリン濃度急上昇の中、周りを眺め、巻いて降りられるルートを探します。
かなり登ってから迂回するルートらしきものは見えましたがそれで行けるのかはわかりません。


ここで決断しました。引き返そう。 


どうやって?
さっき降りてきたルートはやだなあ。

右手の急斜面の30mほど上が尾根らしく雲がその向こうに見えます。
そこを両手両足を使って登りました。

(家で調べると、どうも鉄砲沢に迷い込んでしまったらしいです。)


2008年11月鍋割山21
10分ほどで尾根に出ました。

(家で調べるとこの尾根をもうチョイ行ったところで沢に下る道があったようです。)

とにかく、馬酔木だらけの尾根を戻り始めます。


2008年11月鍋割山22
10:41 見つけました、マーク。 

さっき最後に見たマークです。
知っている道に戻れたということでかなり安心しました。


2008年11月鍋割山23
10:50 キケンの木の所に戻ってきました。
さっきここを通ってから45分間のドキドキでした。


2008年11月鍋割山24
11:20に鍋割山に戻りました。

結構にぎわっています。
今日はもう予定が無いのでここでランチにします。

天気は悪化し、相変わらず視界はありません。


2008年11月鍋割山25
生様を取り出すと、シューと音がしています。
見れば、凍らせてきた7%アルコール度の新製品が、プルリングのところで泡が出ています。
プシュっと抜いて飲むと、氷は丁度溶け、液体のなんて甘いこと。
今日は緊張したので、アルコールが良い感じに体内にしみて行きます。

朝、気が乗らない中かろうじて持ってきたキャベツを入れた野菜たっぷりラーメンです。


2008年11月鍋割山26
ソーセージ入り。
風で胡椒が舞いました。

熱くてとってもうまいです。


そういえば、海苔を忘れてきていました。


2008年11月鍋割山27
12:10 昼食後小丸方面に行きました。

今日行くことのできなかったユーシンを見下ろします。
また来るからね。


2008年11月鍋割山28
12:41 二俣への分岐です。

天気も良くないので、塔ノ岳へは行かずに、ここから下山することにしました。


2008年11月鍋割山29
霧がこんなに押し寄せてきています。


2008年11月鍋割山30
14:02 二俣に降りました。

途中雨が降ってきて、早めの下山は正解でした。

小丸尾根は初めて歩いたのですが、急なところも無く、
地面は石ではなく土で柔らかく、とっても膝に優しい尾根であることがわかりました。
大倉尾根はずっと厳しいです。


2008年11月鍋割山31
二俣から、林道を1時間10分ほど歩き、大倉に戻ってきました。

15:14でした。


これを書きながらしみじみと思ったこと。
木に書かれたキケンとは、
あそこから10分もしないところにも、大きな罠が待ち構えている。
それも含んだ言葉だったのかなあと。



地図で明快なルートが記載されている以外は、きちんとした装備もなしに谷を下ろうとしてはいけません。
もっときちんとルートファインディングをしないといけません。



途中、無理をせず引き返し、無事に下山できたことを感謝しましょう。



データ
家を出るときの荷物 6.5kg(そのうち水1.5リットル、生様2本)

大倉出発       7:05
 (標高290m)
二俣着        8:08 ここで水4L追加
後沢乗越着     8:47
(標高800m)
鍋割山着       9:36
(標高1272m)
鍋割山発       9:44
キケンの木着   10:05
(標高1170m)
鉄砲沢の滝    10:23
(標高約 970m)
キケンの木着   10:50
(標高1170m)
鍋割山着      11:20
(標高1272m)
鍋割山発      12:10
小丸着       12:41
(標高1340m)
二俣着       14:02 
大倉着        15:14
 (標高290m)

大体の登り:1352m
大体の下り:1352m
地図上の距離:18.4Km

食料費   830円(生様2本含む)
交通費  1540円


家を出てからの総歩数 万歩計を崖でなくしてデータなし。


(この1週間後、同じコースに挑みました。それを読む。)



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【2008/11/17 05:00 】 | どちらかというと登山 | コメント(11) | トラックバック(0)
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コメント
山は常に危険と隣り合わせですが、無理なく注意して登れば楽しいですね。
鍋割山からユーシンで迷ったという記事は読んだことがありません。素人であることがわかってしまいましたね。山の怖さを感じ慎重に行きます。
【2008/11/19 06:18】| URL | ピンピンシニア #- [ 編集 ]
こんばんは。ご無沙汰しております。
Walkと申します。

会社に行くと、いろんな事が有りますけど、美味しい生様の為に頑張りましょう。e-68

いつも山の写真拝見させて頂き有難うございます。最近全く行けないので、見るだけでもホッとした気持ちに成ります。

ただ、急に崖に出くわすというのは良く聞く話しなのでくれぐれも気を付けて下さいね。

人間、慣性の法則みたいなもので、一度方向性をもって進み始めると、それを修正するのはとても難しいですね。

でもそれが勇気ですよね。
【2008/11/19 00:18】| URL | Walk #DL0dExLA [ 編集 ]
ドキドキしながらみてました。
無事でよかったですね。一人ですからキケンな所は気をつけて♪
お水を運ぶボランティアがあるのですね、知りませんでした。おつかれさまでした♪
【2008/11/18 21:13】| URL | bee #- [ 編集 ]
たまらなく山歩きしたくなる時ありますよね。
家でじっとしていられないのです。
今回はちょっと危険なめにあいましたね。
こちらまでドキドキになってしまいました。
迷った時元の場所に戻れた時は本当に良かったとホットしましたよ。
無事でなによりでした。
【2008/11/18 17:00】| URL | りんどう #DaqWDIIE [ 編集 ]
この前 搭から尊仏ノ土平へ下山したとき、
紅葉に見とれて 登山道から外れてしまい少し道に迷いました・・・。
危ない道ではなかったので、そのまま下りちゃおう!と言う私に、
「迷ったときは元の道に戻るのが一番安全だ」と言うダンナの意見に
従って戻ったため危険な目に遭うことはありませんでしたが、
地図を持ってても 気よつけなきゃいけないナァi-202と 改めて反省しましたi-201

ケガもなく、元の道に戻れてよかったですねi-201

ユーシンのあの静かな道が恋しいです。。

野菜たっぷりラーメンいいですネ♪
これからの時期は寒さも厳しくなるので、
山の上でこうした温かいものが食べたくなります(^^*)
【2008/11/18 13:36】| URL | mu- #p9t3R0Ck [ 編集 ]
こんばんは
読んでいて、ドキドキしてしまいました^^;
引き返してよかったです。
その後、食べたラーメンと生様は
とても美味しかったことでしょう(*^^*)
【2008/11/17 22:55】| URL | 海月 #9xVGaoVI [ 編集 ]
いやいや、はらはらでした。
さすがベテラン、勇気ある撤退でしたね。
落葉や樹の肌がとってもきれい・・。
でもその先に罠があるんですね。
【2008/11/17 20:03】| URL | 枯雑草 #HHMXdmBQ [ 編集 ]
お早うございます。

僕も、一回とんでもない所に出た事があります。それ以来山歩きは、慎重になりました。
でも、山は何時行っても、良いですよね。
【2008/11/17 08:23】| URL | 松井大門 #- [ 編集 ]
私も、同じくドキドキしてしまいました・・・。

そして、7%のビールはすっかり
私のお気に入りに♥
やっぱり、いつもの5%のとは
気分の良さが違う気がします~^^
【2008/11/17 08:10】| URL | かなぶぅ #- [ 編集 ]
ふぅ~、見ていてドキドキしました。
ご無事で何よりでした。
ベテランの方でも、しっかり調べて登らないといけないんですね。
【2008/11/17 07:49】| URL | 薬剤師の不養生(mobic) #- [ 編集 ]
おはようございます。
早めに引き返して正解だったようですね。
小丸尾根は歩きやすいですね。
【2008/11/17 07:11】| URL | もへじ #- [ 編集 ]
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